BALLASの沿革


BALLASの事業構想の原点は、代表の木村が双日にて携わった金属3Dプリンター事業(2018年頃)にあります。そこで得たのが、設計データを起点にすれば、一品一様のものづくりも再現性を高められるという着想でした。

その後、製造系スタートアップで建設部材の製作に関わる中で見えてきたのが、設計から製造までの情報や判断が人に依存し、十分にデータ化されていないという課題です。

BALLASは、自ら設計・調達・製造に携わることで一次情報を蓄積し、仕様や判断を構造化しています。リアルなオペレーションをコード化し、AIが業務を担えるAI Nativeな建設サプライチェーンへ変えていく。それが現在のBALLASです。(創業手帳・2026年7月10日)。

現在BALLASは5期目を迎えており、従業員は110名(業務委託・派遣を含む)となっています。2026年4月には、シリーズBで24億円を調達しました。

会社概要(会社案内 5ページ、2026年7月時点)。社員数は資料の数値で、本文の110名は業務委託・派遣を含む直近の人数です。

会社概要(会社案内 5ページ、2026年7月時点)。社員数は資料の数値で、本文の110名は業務委託・派遣を含む直近の人数です。

直近の資金調達(会社案内 6ページ)。2026年4月のシリーズBで24億円を調達しました。

直近の資金調達(会社案内 6ページ)。2026年4月のシリーズBで24億円を調達しました。

建設調達という巨大市場


BALLASが向き合う建設部材の調達市場は、国内だけで約25兆円、世界では約5兆USドルと推計されています。建設業全体の市場規模のうち、3分の1以上を部材の調達が占める、非常に大きな領域です。

建設部材の市場規模(会社案内 9ページ)。日本建設業連合会「建設業デジタルハンドブック」および国土交通省「建設工事施工統計調査報告(令和5年度実績)」から係数を掛けた推計値。

建設部材の市場規模(会社案内 9ページ)。日本建設業連合会「建設業デジタルハンドブック」および国土交通省「建設工事施工統計調査報告(令和5年度実績)」から係数を掛けた推計値。

建設投資額の推移。2025年度は民間50.4兆円・政府25.2兆円の見通しです(国土交通省「令和7年度建設投資見通し」2025年8月29日公表)。

建設投資額の推移。2025年度は民間50.4兆円・政府25.2兆円の見通しです(国土交通省「令和7年度建設投資見通し」2025年8月29日公表)。

特注部材を支えてきた町工場の減少


建物は一品一様です。同じ建物はほとんど存在せず、案件ごとに求められる仕様も条件も違います。そのため現場では数多くの特注部材が扱われます。その一点ものを、図面と現場の条件に合わせて仕上げてきたのが、全国の町工場です。

その町工場は、20年前の全国約3万6,000件から、いまは約1万5,000件になっています。一方で、データセンターの新設や築年数の経った建物のリニューアルで、建設需要は伸びています(いずれも代表取締役社長 木村将之/YOUTRUST Studio・2026年5月)。

必要とされる量が増える一方で、それを担える工場の数は限られています。技術が失われたのではなく、その技術を次につなぐ仕組みがないだけです。建設費の高騰と供給の制約を背景に、都心の大規模再開発や地方の駅前開発で、計画の見直しや白紙化に至るケースも出ています(同)。

建設コストの推移と需給ギャップ(会社案内 10ページ)。出典は国土交通省「建設工事費デフレーター2023年度版」、経済産業省「工業統計調査」。

建設コストの推移と需給ギャップ(会社案内 10ページ)。出典は国土交通省「建設工事費デフレーター2023年度版」、経済産業省「工業統計調査」。