BALLASユーザー・現場の変化


BALLASのプロダクト・サービスは、設計・調達・製造の標準化とデータ活用により、建設工事会社様の供給力強化・コスト最適化・プロジェクト遂行力の向上に貢献しています。具体的な導入効果の一例をご紹介します。

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建設工事会社様とパートナー工場様の双方への利点


特注部材の設計を標準化することを基点に、注文をとりまとめ、一定のロットとして生産できるようにすることは、発注者である建設工事会社様とパートナー工場様の双方にメリットをもたらします。建設工事会社様は調達コストを抑えられ、パートナー工場様は稼働率を高めることができます。

取引コスト(時間)と原価コスト(価格)の変化(会社案内 19ページ)。

取引コスト(時間)と原価コスト(価格)の変化(会社案内 19ページ)。

建設業には、受注者側が作図を担うという特有の商習慣があります。これが、設計機能を持たない工場にとって、建設部材の製作に参入する際の大きな障壁となっています。

BALLASが設計を担い、製作に必要な情報を標準化することで、これまで建設部材を扱ってこなかった工場も参入できるようになります。供給を担える工場を増やすことで、建設業全体の供給力を拡張し、より安定したサプライチェーンの構築につなげています。(YOUTRUST Studio・2026年5月)。

需要見通しと供給体制の強化


特注部材の設計を標準化することで、建物ごとに必要となる部材の種類・数量を把握できるようになります。これに、ゼネコン各社の建築計画や入札案件の情報を組み合わせることで、将来必要となる部材の需要をより早い段階で見通せるようになります。

これにより、工場の生産ライン確保にとどまらず、部材の原材料となる鉄・鋼材の調達や輸入を計画的に行い、供給体制そのものを強化できます。サプライチェーン全体の需給を見通し、最適化するための基盤になると考えています。

建設BPOで要件定義から設計までを担う


BPO(Business Process Outsourcing)は、企業が業務プロセスの一部を外部に委託する仕組みです。BALLASは顧客に新しいシステムの導入や業務プロセスの変更を求めるのではなく、建設サプライチェーンの中に入り、部材調達に伴う業務そのものを担うことを目指しています。

建設工事会社様は、従来どおり図面やラフな指示をBALLASに送るだけで、その先にある要件定義、作図、積算、工場選定、納期管理までを任せることができます。BALLASが設計を担い、製造条件を整理したうえで、それぞれの製作を得意とする工場へつなぎます。現在は150社以上のパートナー工場様と連携し、発注量・進捗・品質を自社のBALLAS SCM上で管理しています。

執行役員COOの中西佑介は、この進め方を**「顧客にDXを強制しないDX」**と表現しています(note・2026年4月17日)。ユーザーに新たなシステムを使いこなしてもらうことを前提にせず、まずはBALLASが業務を担う。そこで蓄積されるデータを活用しながら、調達コストや業務プロセスの最適化を進めています。

ITリテラシーや業務体制が異なる多様な事業者が連なる建設業界では、すべての関係者に同じシステム利用を求める難易度は高く、思うように変革が進まないケースもあります。だからこそBALLASは、現場の業務を担いながら、その過程で得られる知識や判断をデータ化・標準化しています。